昼下がりの亜ヴィンチ。

右脳も左脳もおしゃべりです。徒然なるままにそれらが思ったことが書かれるblog。ゲーム/ゲーミフィケーション/モチベーション・マネジメント/企画/マーケティング/デザイン思考/人工知能/人間と機械/性格分類/教育/キャリア教育/ケーナ/浦沢直樹/荒木飛呂彦/Leonardo da Vinci/

【ダイエットして8ヶ月で15kg痩せた記録:1】きっかけ編

【注意】:この記事は健康情報に関する記事です。人によって合う・合わないがあります。知り合いから聞かれることが多くなったのでまとめていますが、万人に効果が出るものではないと思います。ただ、考え方や取り組みの一部が、何かしらのお役に立てば幸い、と思い書いています。ご了承ください。

 

実は最近、8ヶ月ぐらいダイエットして15kgの減量に成功しました。

おかげさまで周りから取り組みについて聞かれることが多いので、blogに記録を残しておこうかなと思います。

 

まず、なんで私が痩せようと思ったかという話です。

 

 

<きっかけ1:上司の一言>

「ヨノセコちゃん、30歳過ぎると急に痩せにくくなるのよ…」

前職のデキる系女性は私に言いました。彼女からはあらゆる仕事のイロハを教えていただきましたが、私の脳裏に強烈に焼き付いて離れなかったのはこの一言でした(もちろん、仕事の大事なことも焼き付いてますぜ)。

当時、私は順調にチョコレート・ジャンキーとしての成長を遂げており、勤務中はだいたいガムを噛み、「チョコレートを食べればストレスが解消して集中力が増す」という深い信念があって、12個ぐらい入ったスリムパックのミルクチョコレートを連射するマシンガンに詰められる弾丸のごとく食しておりました。1パック入手すれば10分以内には食べきる勢いでした。口の中から消えた端から新しい弾丸を詰めるのです。

そんな生活を送っていた私は、順調に体重を増やしました。

私が人生の中で痩せたことがあるのはただの一度きり、大学の学部生時代です。

大学に入学し、フォルクローレ同好会という所でケーナという南米の民族楽器である非常に原始的な作りの笛を吹いていました。今も吹いていますが、当時は1日平均3〜5時間、週7日で吹いていましたので、それだけで3kg痩せました。ちなみに後輩のサンポーニャ奏者は8kg痩せたそうです。むしろ、ケーナダイエットとかフォルクローレダイエットとかで記事書いたほうが変なDVDの発売に繋がるのではないかとも思いましたが、それは別の機会にしたいと思います。

現役を引退し、私は3年で元の体重を取り戻しました。その後、就職して上のような生活を送り、更に悪いことに病気退職をしてしばらく家から出ない生活になりました。薬の副作用もあって順調に体重は増え、一昨年には足を骨折して、最早あらゆる運命が私の増量に加担したとしか思えないような有様でした。特にこの薬の副作用が厄介で、夜寝る前に「食べないとお腹が空いて眠れなくなるかもしれない…」というどうしようもない飢餓感と異様な恐怖感にとらわれてポテチを1袋食べてしまったり、という状態で、今考えるとと、この頃に食欲に関する感覚がぶち壊されてしまったのではないかなと思います。今思い出しても結構怖いです。

そして、今の仕事に就いてからは、夜時間帯の仕事ということもあって晩ごはんは確実に21時以降、夕方の仕事の前に腹ごしらえをしないと持たないけれど、夕飯には早過ぎる時間で仕事後にもお腹が空く。お腹が空いたら眠れないから夕飯を食べて口さみしいのでデザート…という千千に乱れた食生活で、その乱れっぷりだけで百人一首に加わることができそうなぐらいでした。

また、パンケーキとドーナツが大好物だった私は、ミスドの前を通過することができず、見かけると必ず入店しては2個のドーナツを購入して出てきてしまうほどで、コンビニスイーツは謎の義務感から新作があればコンビニスイーツマスターとしては確認しなければならない、と購入し…というか新作が無くても「やっぱローソンのロールケーキ最高よね」と食べ、砂糖は私を癒やしてくれるという信仰のもとにすくすくと育って参りました

仕事の時間帯的にも、生活のリズム的にも…というか、今考えるとまさに食生活が原因だったのだと思いますが、生来のジャンキーということも相まって、食事が段々とファストフードとカップ麺中心になっていきました。牛丼は最高においしく、マックのポテトの匂いは私を一本釣りしました。お昼がマックで夜がすき家、またはお昼がすき家で夜がマックみたいな日が何度もありました。時間のあるときは自分で食事を作ることもありましたが、忙しい時や無気力な時も多く、食事なんて作れない、と思い込んでいたんです。

 

そういう訳で、私の体重は学生時代の頃から比較して+20kgにもなってしまいました。

 

<きっかけ2:そしてスーツは姿を消した>

「お客様、いかがですか?」「すみません、もう少し他のものを見てみます…」

何の会話でしょうか。忘れもしません。服屋さんの試着室前の会話です。その頃になると百貨店やショッピングセンター等に入っている服屋さんの服が着られなくなっていました。(この店員さんだって、私のようなデブがこんな服を着ようとしたって入るわけないじゃんとか思ってるに違いない。恥ずかしい)などと思うようになり始め、その内にどうせ服屋の服など着ることができないのだ、と諦めて、服を購入するときは大体ユニクロになりました。

ところが、そのユニクロで衝撃的なことが起こったのです。これまで私を温かく、優しく包んでくれていたLサイズがきつくなっていたのです。屈辱のXLサイズ。それ以来私は服屋に行くのをやめました。

その頃になると、自宅の服も入らないものが増えました。私は普段私服勤務だったのですが、ある日、もしやと思ってスーツを着てみようとした所、少し太ったので大きめのを、と買い換えたはずのスーツすらパツパツで入らなくなっていました。当時、ヨノセコ史上最大の財政危機にあった私には、スーツを買い換えるだけの財力はなく、このままではマズいと思い始めました。

 

 

その頃には、鏡を見るのも写真を撮られるのも嫌になっていました。私が最高体重をマークした去年の夏には28歳でしたし、秋に29歳の誕生日を迎え、上司が言っていた”30歳”が差し迫っていると感じました。そんな時、私の目に飛び込んできたのが、FB上でつながっている方のある投稿でした。

それは、完全無欠コーヒーなるものによるダイエットの記録。

え、なにそのすごくダサい名前のコーヒー…と思いつつ、すごいのは彼の食生活が

・朝:完全無欠コーヒー

・昼:食欲がわかないので無し(お腹が空いたらナッツなどの間食)

・夜:好きなもの

というもので、なんと3ヶ月で15kg痩せたと書いてあるのです。

 

素敵なモデルさんや見ず知らずのおばちゃんによる「◯kg痩せた!」広告はもう見飽きていましたが、さすがに知り合いにそれだけの効果が出ているというのはすごいなあ、と思い、興味を持って元ネタである書籍を読みました。

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

 

その冒頭に「ダイエットに際して意志力を使わない」「パフォーマンスを向上させる」「痩せる」のすべてを成り立たせる、という事が書いてあって、これまで何度も失敗を繰り返してきた”ダイエット”を改めてやってみようかなという気になりました。

 最強とか完全無欠とか、もっと良い名前は無かったのかと思うのですが、この本をきっかけとして、これまで仕事で培ってきた問題解決手法、趣味と仕事の狭間で学んできたモチベーション・マネジメントなどを含め、人生で身につけてきた全てのスキルを投入してダイエットすることを決意したのです。

 

 

ということで、次回は「作戦編」ということで、今回のダイエットの作戦をどのように立てていったのかを書いていきたいと思います。そんな感じです。

yonoseko.hatenablog.com