元教え子とランチ&進級を祝う会でした
昨日の話になりますが、卒業した教え子とランチしてきました。
家庭教師の元教え子とランチした!出会った時は不登校で勉強に全然自信がなかった子だけど、今は高校に行って、自分で勉強のペースを作って、自分をマネジメントする力がついてきてる。すごい。段々大人になるねー。先生感動だよほんと。 pic.twitter.com/wCrkCbFJux
— ヨノセコ(Hiroyo Nose) (@blackcat_777) 2016年3月23日
この子は中学2〜3年生の頃に家庭教師で担当した教え子です。出会った時はびっくりするほど不信に満ちた目で、なんとなくご家庭もどんよりムードでした。でも、できることから、少しずつやっていこうと一緒に頑張って、志望校が決まってから少しずつ自分でも勉強ができるようになり、なんと3年生の3学期には学校復帰をして高校に進学していきました。
高校では部活にクラブ活動に学園祭実行委員にと、とにかく何にでも挑戦しているようで忙しくもとても楽しそうです。最近は、自分で「毎日学習する習慣をつけたい」とアプリを活用しながら勉強をしているようです。なんと、もうすぐそれが1ヶ月続きそうだとのこと。すごいよ、本当に!
私は学習の指導に入るときは「子どもたちが自分の力で勉強ができるようになる」ことに主眼を置いているので、こういう報せをしてくれるのはとても嬉しいです。だってさ、社会人になっても、自分で勉強しなくちゃいけない場面がいっぱいあるんだから。私は数学や英語の知識ももちろん教えたいけれど、勉強ってそれ以上に、
・自分を自分で動機づける力
・目標を立てる力
・目標達成のために計画を立てる力
・自分で何かができるようになる喜び
…などなどを得られるツールだと思ってるんです。そう、ツールなんです。だから、そこを達成できたなあと思えると本当に嬉しいんです。
そして、夜は現在活動しているNPOの学習支援教室の方で進級お祝い会をやりました。(学習支援教室の企画運営の仕事をしているんです。教室長みたいなものです。)
団体の自主事業でやっている学習室、進級のお祝いの会を実施した。寄付者の方をご招待した。全盲の方だった。本当に素敵な方で、ご自身のご経験の中から本当に大事な言葉を子どもたちにプレゼントしてくださったし、子どもたちも素晴らしいおもてなしをしてくれた。本当に良い教室だなって思った。
— ヨノセコ(Hiroyo Nose) (@blackcat_777) 2016年3月23日
ご支援くださった方もお招きしました。お会いして、その方が全盲の方だと初めて知りました。スマホを活用されており、メールは音声読み上げで聞いているとのこと。見やすいメールを心がけていたけれど、読み上げで聞きやすい、という配慮はしていなかったなあ、と、ひとつ勉強。
また、本当に素敵な心持ちの方で、子どもたちとのふれあいも愛にあふれており、ああ、この教室はこんな素敵な大人の方々に支えられてできているのだな、と感じました。
子どもたちも、実はみんな学校が違うのですが、みんな本当に優しく、お互いに思いやりがあって、楽しい教室なんです。こちらがいつもびっくりするぐらい。本当に自慢の教え子たちです。私はこの事業に関わることができて本当に良かったなあと思います。誇らしく思います。
心がお腹いっぱいになった、そんな日でした。